
ミモザウェイズ1910-2020
MIMOZA WAYS
わたしたちの道
「演劇「ミモザウェイズ」は100年の日本の女性史を紹介する、はじめてのコメディ演劇です。4年の歳月をかけて、各地域、世代の女性たちからお聞きした話しをもとに、日仏女性の人権架け橋ミモザ実行委員会と協働で、10年のロングランを続ける、フランスの女性史をテーマにした「Et Pendant Ce Temps Simone Veille」のトリニダード・ガルシアによって書き下ろされました。
青鞜やウーメンリブの時代を中心に、ジェンダー平等、世代間の継承、夫婦別姓、国籍、同意、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)、家庭内暴力についてなど、さまざまな事情を抱える4人の登場人物たちが、たくましく、楽しく時間を旅します。
赤松・コルティジェンダー平等基金をはじめとする団体からの助成、企業協賛、またフランス大使館をはじめ複数の団体よりご後援をいただき制作されています。たくさんの人たちとジェンダー平等社会の実現にむけて、実践を行っています。

ミモザウェイズ・イベントスケジュール
演劇ミモザウェイズ紹介ビデオ(1分)
リハーサル風景などの紹介(1分/フランス語)
内容について
憲法によって男女平等が保証されているはずなのに「女性は会議で発言が長い」と言われたり、医学部入試で点数が引かれていたり、そのようなジェンダーを理由にした差別が繰り返され ているのはなぜだろう。」そんなモヤモヤを抱えた現代の3人の女性たちが、1910年の平塚らいてうの青鞜の時代、1970年代のウーマンリブの時代、1990年代の静かな革命の時代にさかのぼり、女性の権利を知る旅に出る!
上演時間 1時間50分
シーン1:2020年代のロックダウンが発令されたフランスの空港
シーン2:1910年代の青鞜の時代
シーン3:1970年代のウーマンリブの時代
シーン4:1990年代 静かな革命の時代
シーン5:最終章 現代に戻ります


すべては、2017年のパリで始まった。フランスの1950年代から現代までの女性の権利の変遷を語る私の舞台の上演後、二人の女性が出会った。
サイン会からディスカッション、インタビュー、そうして朗読会・・・と、類似点が結びつけ、相違点が豊かにする、この挑戦的なプロジェクトが生まれた。
明治時代、そして雑誌「青鞜」が発行されて一世紀経った今、日本における女性の立場がどのようなものか理解しようと集まった。日本とフランスと繋がる、女性たちの物語。
1965年パリ生まれ。俳優・劇作家・演出家としてパリを拠点に活動。
2013年より、フランス女性史をテーマにロングランで上演されている「シモーヌ」(仮訳)の制作に関わる。2019年から21年にかけて日本各地、各世代の女性に行ったインタビューを元に本作の脚本を書き下ろした。
脚本・演出家
TRINIDAD トリニダード・ガルシア
企画製作・翻訳
日仏女性の人権架け橋 ミモザ実行委員会代表
リボアル堀井 なみの
2017年夏、フランス パリのコメディ バスティーユ劇場で、フランスの女性の権利獲得の歴史をコメディとした、トリニダード・ガルシアの演劇に出会った。
脚本制作のために、インタビューを行い、日本各地各、世代の方にご回答頂いた。実行委員、専門家、各時代の研究者の方にご監修頂いた。そして出演者スタッフと共に演劇作品を創作した。多くの方と繋がり、ご支援を賜り、日本で初めて100年の女性史を振り返るコメディ演劇「ミモザウェイズ」となった。心より感謝申し上げる。
国連女性差別撤廃条約の研究と普及を目指す「国際女性の地位協会」理事。
共訳 「クロコダイル ワニみたいに潜む日常のハラスメントと性差別、そしてその対処法」
京都精華大学人文学部卒業。ノルウェー オスロ大学サマースクールで「北欧における男女平等」「平和学」を、フランス ソルボンヌ・ヌーヴェル パリ第3大学でフランス語を学ぶ。